DSM-Ⅲで大幅改訂される前の、1980年代の定義でうつ病と考えられていた稀な疾患、あるいは重度のうつ病では、医師は、薬を飲んだほうが回復が早いという判断のもと薬を処方すると考えられます。
うつ病の薬は、セロトニンを増やすなど脳内の状態を一時的に変えるもので、抗生物質を飲めば治るみたいな意味ではありません。つまり、原因そのものを取り除くための薬ではありません。薬と並行して心理療法を活用したり、生活習慣を整えるようにアドバイスしたり、いくつかのことが付け加えられます。
実際、心理療法を併用したほうが予後がよいと言われています。
薬の部分はドクターの先生方の専門性にお委ねすることとして、それ以外に何が大切でしょうか。
オススメは運動です。運動は薬を飲むのと同じくらい、あるいはそれ以上の効果があると言われています。お世話になった漢方の先生は、毎日雑巾がけをするようにアドバイスしてくれました。週に3回程度、汗が出るくらいの運動をするように勧めているドクターもおられます。
雑巾がけは長い廊下でもないとなかなかできません。それに代わる運動をやってみました。額に汗が浮き出てくるくらいまでやると、不安が緩和され、少しやる気が出てくることを経験しました。倦怠感を感じながら、いきなり汗ばむ運動は無理かもしれません。朝に散歩をするだけでも全然違います。少しずつ体を動かすようにしてみましょう。
きょうもここまでお読みいただいてありがとうございました。
きょうもよい一日でありますように。
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