おはようございます。臨床心理士/牧師の河村です。きょうはご気分はいかがでしょうか。
不安や恐怖を感じる中枢のお話しです。
扁桃体。読み方は「へんとうたい」。
扁桃体は、クマが突然目の前に現れた場面など、脅威やストレス刺激を感じると興奮し、闘争・逃走反応を引き起こします。一瞬で判断せよと迫ってくれるのです。
海馬。読み方は「かいば」。
扁桃体と隣接していて、海馬が扁桃体を過剰反応させてしまうことがあります。過去のことを思い出して突然恐怖心が湧き上がってくるのは、このメカニズムがあるからです。脅威に対する危機管理を担ってくれる扁桃体ですが、実は少し厄介です。強いストレスに晒され続けると
これがメンタルバランスを崩したときに不安や恐怖を感じやすくなる、あるいはいつも感じてしまうメカニズムです。
このような不安は、不安を喚起する実態がありません!ここがポイントです。人間が不安に感じることの94%は実際に起きないと言われるのは、生物学的にも間違いではありません。
不安や恐怖が襲ってきたら、扁桃体が過剰反応してグルグル回っているだけだと考えましょう。不安は抑えようとするとますます扁桃体が刺激を受けて暴走します。しばらくそっとしておくほうがよいかもしれません。
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
きょうもよい一日でありますように。
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