【決定版】クリスチャンが心理士のカウンセリングを受ける5つのコツ! その3 臨床心理士と牧師はどう違うのかを解説!

クリスチャン心理相談

臨床心理士と牧師はどう違うのかを解説!

ここでは、臨床心理士と牧師の違いを徹底解説!

牧師と臨床心理士はどちらも、困った人に寄り添う対人援助職、心の専門家です。

しかし、カバーする範囲は、一部重なる部分がありながら、別です。

牧師が自分をカウンセラーと呼ぶことがあります。しかし牧師は聖書と神学が専門で、臨床心理学の専門トレーニングを受けているわけではありません。臨床心理学は心理士が担当する領域です。

 

牧師はどうしたらなれるの?

牧師はそれぞれの団体が資格認定をする民間資格です。自分が働きたい団体(教団と呼びます)の研修を受けます。研修を受ける牧師養成学校を「神学校」と呼びます。研修期間は2年から数年、10年近くかかるケースもあります。

「エッ、そんなにかかるの?」

驚かれるかもしれません。

自分の場合、牧師研修は日本で4年、アメリカで3年、プラス帰国して臨床心理学の院に5年行きました。人の心の深いところと関わるためには、テクニックを身につけるだけでなく、人格性の調整が必要になるからです。

 

臨床心理士はどうしたらなれるの?

臨床心理士は臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。1980年代に発足以来、各方面で実績を重ね、心理職で1番信頼できる職としての社会的地位を築いてきました。

臨床心理学の大学院(修士課程)を修了すると資格試験の受験資格が与えられます。

資格試験は一次がマークシートの筆記、二次が面接です。

《参考》日本臨床心理士資格認定協会 http://fjcbcp.or.jp/

学部で他領域を学んでも、大学院の院試に合格すれば大丈夫です。人生半ばで一念発起。この世界に入ってくる方もたくさんおられます。自分も遅まきながらその一人です。

《参考》四十代のオジサンが臨床心理士を目ざしてみた: 大学院入試・学生生活から資格試験まで https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B09MQY1QS5/

 

臨床心理士と公認心理師

この30~40年、最も信頼できる心理専門職といえば臨床心理士でした。

臨床心理士の国家資格化については長年議論された末、最も実績と信頼がある老舗の臨床心理士資格はそのままに、並行して、2017年に公認心理師という国家資格が定められました。

臨床心理士を持っていて公認心理師も取った方は多数おられます。

公認心理師の資格試験を受験するために、5年の経過措置が設けられ、福祉など周辺領域の方々も条件をクリアすれば受験できました。必ずしもカウンセリングの専門トレーニングを受けているわけではありません。公認心理師単体は、今後、評価が見えてくる資格です。

 

カワムラカウンセリングルーム 心理学と信仰いずれも対応―オンライン心理相談室

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