うつには腸活がオススメ―セロトニンの95パーセント

うつは自分で治せる!

おはようございます。臨床心理士/牧師の河村です。けさはご気分はいかがでしょうか。

漢方の先生が最初の診察で、舌を見て、ポツリとこのように言われました。「消化が落ちていますね」。舌の色を見ると消化の調子がわかるようです。白っぽい色をしていました。それで、消化を整えることが1つの目標になりました。

うつになると脳内のセロトニンというホルモンが減少します。ですから、セロトニンを増やすために何が必要かがポイントになります。抗うつ剤もセロトニンを増やす作用をしますし、運動や朝の散歩もセロトニンを増やすと言われています。

「うつになると脳内のセロトニンが不足する」という言い方をするので、セロトニンは脳内で生成されると考えがちですが、実はセロトニンの95パーセントは腸に依存しています。セロトニンの前段階、合成する前の段階のものを腸が作って、それが脳に運ばれてそこでセロトニンが合成されます。

今回、メンタルバランスを崩すまで、乳酸菌が含まれているということで毎日ヨーグルトを食べていました。しかし、だからといって、腸を大切にしなければという意識はなく、公共交通にも関わっていたので、仕事の緊張からかよく下痢をしました。

「消化が落ちていますね」と言われて、それがなぜ大切なのか、そのときはあまりピンときていませんでした。しかし、うつは自分で治す! そう決意してあらためて腸について調べてみて、腸活が大切だということがよくわかりました。

腸は「第2の脳」と呼ばれます。他の臓器は脳のコントロールで動くのに対して、腸だけは単独で動きます。腸が疲れると、脳に「大変だよ」という情報を送り、脳が体のペースを落とす指令を出したりします。腸はそれくらい重要な器官なのです。

腸内細菌を増やすことができる食べ物として、たとえば、納豆、キムチなど、乳酸菌が多く含まれるものはオススメです。十分でない場合はサプリメントを活用するのもよいでしょう。今は、味噌汁、納豆は毎朝摂ります。

腸が元気になると気分も上がってきます。腸を大切にしましょう。

ここまでお読みいただいてありがとうございました。

きょうもよい一日でありますように。

 

河村従彦

臨床心理士/牧師
カワムラカウンセリングルーム運営
KCPSコンソーシアム(牧会・心理職研修会)主宰
牧師人材育成、大学非常勤講師、ボランティアカウンセラー養成、出版、児童発達支援、職員コンサルにも従事、企業の総務にも関わる
東京、神奈川、静岡で教会を牧会
臨床心理学とキリスト教の両方に関わる領域に関心
「神イメージ理論」はライフワーク 博士(人間科学)
若い頃のアイデンティティ崩壊、人生後半にメンタルバランスを崩した経験から、人のお役に立ちたいと願って臨床を続けている

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